〜それぞれの旅立ち〜

テオ編

 

テオドール・アルクィンのその後

 王家へその身を捧げた前代当主セブルス・アルクィンに代わりアルクィン家の当主に就任。同時に騎士の誓いを立て、正騎士となる。

 今までの剣や槍を使った騎士らしい戦い方から、銃や火薬を使う近代的な戦法にシフトした「鉄火隊」を率いて、隣国からの侵略などの外交問題に大きな力を発揮した。その戦法から「鉄(くろがね)のテオ」「最後の騎士」の異名をとるようになる。

 後の世ではほぼ同時期に同じ家から出た名将としてセブルスと並び称された。兄は内政、弟は軍事とカルヴァード国の中心として力を合わせていく事になる。

 竜研究で有名なファイベル・アーチボルト博士や自警団の元リーダー、ワズーとの交流は生涯続き、垣根の無い気さくな振る舞いで人々の人気を集めた。

 

 

ワズー、リンジー、その他自警団の面々のその後

 セレスト女王が即位後、急速に王都の経済が発展。福祉行政も行き届くようになりダウンタウンはスラムから脱却していった。

 自警団はその役目を終えたかに思えたが、その後でも街の自治や顔役としてワズーたち自警団の人間がさらなる街の発展を支えていった。

 

 

 

 

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