〜それぞれの旅立ち〜 イザーク・レベッカ編 後編 イザーク・フォルカーのその後 公式な記録では竜の終末の最中、精神を病み自殺したこととして処理されているが 一説によれば、アーチボルト博士のもとにいた助手の「イザーク・フォルカー」として戸籍を何かの手段で手に入れ生き延びたといわれている。 助手のイザークは、博士の下で薬草学を学び、王都で薬師として暮らしたとされている。 高地にしか生えない薬草など、とても珍しいものを取り扱っていた事で有名だが、死ぬまでその入手の方法については誰にも話さなかったという。噂では「竜に乗っていって薬草を採っているんだよ」と言われたりしたが、信じるものは無く謎の人物とされた。
レベッカ・アーチボルト(レベッカ・フォルカー)のその後 父、アーチボルト博士の助手のイザーク・フォルカーと結婚。王都で薬師の夫を支えながら2児の母親となる。 寡黙な夫と商売を切りもりし、明るく朗らかな彼女に会いに来る客も少なくなかったという。
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